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ゴールドコーストの魅力

これまでのバックナンバー(2019年12月から1月まで)

2019年12月
全国的に例年以上の山火事被害が発生し、ゴールドコーストではサーファーズのビル群が霞んで見え、サーファーズからも近景の山が霞んで見えない日が続いています。11月当初60-80か所の出火が確認されていましたが、11月末の出火報告は130か所以上になっており、この3か月の延焼面積は約15万ha(JR山手線内の面積の25倍)超渡言われております。Qld 州では、今月だけで16戸の住宅(過去3か月で34戸)が焼失したそうです。NSW 州では300戸以上に被害が出て、延焼面積は100万ha(東京都の面積の約5倍)以上と言われています。これも気候変動を要因とした社会問題の一つです。

Bushfire によるHaze の影響 ↓

8月のある晴天の日の写真 ↓


トラム(市電)の終点Broadbeach から南に6.7Kmの延伸となるBurleigh Head までの3期の工事業者の受付が始まりました。2020年早々に入札となり、7月以降に着工となるらしいです。総工費約7億ドル(約560億円)のプロジェクト。5年前に運行が開始されたトラムは2期工事でHelenvale 駅まで繋がっています。昨年、2019年中に着工されれば開通は2012年と言われていたので、すでに1年遅れているようで、豪州らしいです。新設されるトラムの駅は8つ。この新規工事で約760人の雇用が促進されると言われています。


2019年11月
10月1日豪州準備銀行は政策金利を1%から0.25%下げて0.75%に引下げました。引下げは6月、7月についで3度目で、史上最低金利の更新中です。雇用の拡大、景気下支え、インフレ目標の達成のために更なる利下げもあるらしいとのこと。相次ぐ利下げの効果で下落していたシドニーとメルボルンの住宅価格は上昇に転じて回復しているらしい。住宅統計Corelogic社の発表では、この3か月でメルボルンの住宅は5.5%上昇、シドニーは5%Uの上昇。全国平均では2.9%の上昇。しかしシドニー、メルボルンではピーク時に比べていまだ5.7%低い数字だそうですが、3年前の水準に戻っている渡いわれています。住宅ローンの引下げで初めて家を購入する若者が増えており、いわゆる減税に相当する景気刺激効果も出てきています。

ゴールドコースト空港ターミナルにタワークレーンが2本立っており。ターミナルを2倍に拡張し、192室のホテルを建設工事が廃寺待っています。サウスポートにある古いゴールドコースト市民病院は2013年に閉鎖して現在の大学病院に移設されたわけですが、跡地に$550 m のビレッジが計画されています。その中に$125m のツインタワーで、258室のリタイアメントビレッジが計画中。なにしろゴールドコーストは人口の20%以上が65歳という街です。



2019年10月
例年のこととはいえ、8月から9月にほとんど雨が降らず、9月上旬にはサーファーズ全体が山火事の煙でかすみ9月8日ナショナルパークの中にあるBinna Burra Lodge という歴史あるホテルが山火事で消失。スタッフとゲストは2日前に避難していて無事でしたが、私も以前宿泊したことのあるホテルだけに残念でした。近くの山火事はその後収まっていますが、9月末になっても依然乾燥した状態が続いており、要注意です。気象庁は今後3か月、気温は平年より高め、雨は例年より少ないだろうと予想しています。今後も山火事の再発野菜の高騰、夏の水不足が懸念されるゴールドコーストです。

Brisbane のRiver Fire Festival 9月6日から28日その最終日は街中で花火が上がり、今年の参加者60万人は新記録だそうです。その数字は日本の花火大会のベスト20に匹敵。花火は橋やボートからだけじゃなく街の建物屋上からも上がるので木造家屋の多い日本では考えられません。大曲の花火のような情緒は全くなく、派手な花火の連続が特徴です。

2019年9月
不動産のデータ会社CoreLogic社のレポートで、今年一番住宅価格の上昇がみられた地域はGCエアポートのあるBilinga地区だそうで 46.0%UP, 次点はブリスベンとの間にあるJacobs Well 13.5%, そしてアウトレットのハーバータウンのあるBiggera Waters 13.3%, リゾート地域の Hope Island 12.3%, ドリームワールドから少し北にあるYatala11.4%UP と続きます。ユニットの場合は住宅と同じくBilinga 18.9%UP, ロビーナタウンセンター近くのMudgeeraba14.9%, Broadbeach Waters 14.4%, Benowa 12.8%, Parkwood 11.4% と続きます。

人口増加の著しいゴールドコーストですが、他州からゴールドコーストに引越してくる理由は、職を求めて、温暖な気候、年齢に応じたライフスタイルを求めてなど様々で、平均住宅価格がシドニーの60%なのも魅力だそうです。年配の方の引越し理由の一つダウンサイジング(小さな家に引越すこと)ですが、必ずしもサイズが小さな住宅やアパートを意味するものでなく、小さくてもよくデザインされている必要があり、ビーチサイドや景色も重要な要素で、特に快適さ、ライフスタイルを向上させるものが人気だそうです。州内での引越し/移動でも、1番人気がゴールドコースト7441人(2017-18年)で、2番サンシャインコーストの6370人、3番ブリスベンの郊外Redland 市の6047人 と続くそうです。55歳以上の方でゴールドコーストへの移住は2030年までに14万6000人と予想されており、その需要にこたえるためには毎年5650 戸の住居が必要だとも言われてます。


2019年8月

住宅産業協会(HIA)によりますと、ゴールドコーストの住宅の買いやすさ指数は近年の賃金の上昇、史上最低金利を考慮すると20年前(1999年)と同じ位の買いやすさだそうです。この20年でゴールドコーストの平均住宅価格($190,978 から $538,837)は228%増ですが、ローンの金利が当時6.7%で現在は4.6%、 給与($39,703から $84,611)が 113%増なので、指数的に20年前と同じ位の買いやすさになるそうです。

2018/19年度に高額で売買されたQld. 州の住宅Top 20 をみてみると、ゴールドコーストが9戸(価格はHedges Av., Mermaid Beachの$12M から $7M)、サンシャインコースト(昨年最高の$14Mを含む)6戸、ブリスベンが(New Farm など)4戸。残り1戸はMackayの北で$7.08M 。高額取引の多くは人気の2 リゾート地に集中しています。


サウスポートからサーファーズパラダイスへの橋を渡ったところ
ブリスベンから来られた方がまず目にする光景です。



2019年7月
連邦準備銀行は先月政策金利を1.25%に引き下げたばかりですが、7月2日追加利下げで1.0%となりました。4月に失業率が5.2%と発表され、それを緩和するに先月の利下げで十分でなかったということかもしれません。新聞ではオーストラリア史上最低金利となっても、年内?に更なる(追加の0.25%)切下げもうわさされています。

2018/19年度の住宅価格の上昇に関してRealestate.com.au の発表によれば、ゴールドコーストの3地域Jacobs Well, Paradise Point, Biggera Waters の住宅平均価格が1年で15%上昇したようです。(Pacific Pine の西奥)Maudsland 12%up, (Robina の西奥)Tallai 7%up, Palm Beach 6%up さらにMiami , (ドリームワールドの北)Ormeau,(サウスポートの北)Labrador 各地では5%Upと続きます。これらの地域は若者の賃貸が以前から需要の大きい地域でしたので、昨今の低金利が追い風となって、若者の(ローンによる)住宅購入が増えたと考えられます。先月の金利切り下げでシドニーメルボルンの急騰しすぎた住宅事情を配慮した政府が価格の安定を期待して金利を下げたとも受け取られてますが、以外にも一番恩恵にあずかったのがゴールドコーストの若者、First Home Buyerだったかもしれません。

7月7日に開催されたゴールドコーストマラソン、設楽選手の優勝でした。おめでとうございます。41回目を迎えたこのレースでは8人目の日本人優勝者だそうで、しかも今回はコースレコード。残念ながらプロ転向の川内さんは13位でした。


2019年6月
5月18日の連邦総選挙はモリソン首相率いる自由党が単独過半数を獲得し、保守連合(自由党+国民党)の勝利。2013年9月に失った労働党の政権奪取とはならず、モリソン首相は大きな賭けに勝ったと言えます。6年ぶりの政権奪取が予想されていた労働党は30%も得票数を減らしたQLD州での惨敗が影響した様子。自由党は改選前過半数に満たない少数与党でしたが、予想外の勝利で政策実現を巡る不透明感が払拭され、今後3年間の政府の方針が明らかとなり、公約の所得税減税に加えて金利見直しで景気回復を期待します。

6月4日、連邦準備銀行は2016年8月2日に政策金利を1.5%にして以来、2年10か月ぶりに1.25%に引き下げました。ローンの一般平均金額は$374,700 なので、年間約$700の節約となり、仮に60万ドル借りていると約$100/月の節約となる。2008年には7.25%あった金利が、2009年4月に3%の金利(49年ぶり)と下げ続け、現在も不景気という訳ではありませんが、景気回復のカンフル剤的に更なる利下げもうわさされてます。我が家では一つの定期預金が6月に満期になるのですが、更新はきっと昨年より低い金利になりそうです。


2019年5月
令和元年 幸せ溢れるいい時代になりますように。
英語で書くとREIWA。偶然ですが西オーストラリア不動産協会の略称 Real Estate Institute of Western Australia と同じ。彼らのホームページのアクセスの7割が日本からだったそうです。
数字にすると018。令和の年に018を足すと西暦になるのも奇遇です。2000を足さねばいけませんが。
令和の字の中にアベの二文字が入っているといううわさも。令の字にアはわかりますが、和の中にベは?

日本でも話題のAirBnB(エアービーアンドビー) ですが、2016年のゴールドコーストでは約2000件。総利益1400万ドルの経済規模だったそうですが、2018年現在7000件にまで増加し、8900万ドルの利益を生み出しているそうです。
ゴールドコーストのホテルなどの宿泊施設が約10000室超と言われているので、ホテル等の稼働率に影響を与えています。高層マンションや高級住宅街周辺に車が道路にあふれ、パーティに参加する多くの若者が出入りし、中にはドラッグパーティだったり、近隣に住む人の生活にも影響が出ているようです。
2016年市役所への苦情がたったの28件だったのですが、2017年では45件、2018年には168件にまで増えてきたそうです。



2019年4月
5月18日に下院の総選挙が行われます。世論調査では野党の労働党が有利で、6年ぶりに政権奪取かも?
豪州では2大政党制が機能しており、1983年から13年間労働党政権で、1996年から自由党、2007年から再び労働党、2013年から現在の自由党、国民党の連立に至ります。住宅価格の下落を背景に個人消費が落ち込んでいるので、労働党は多国籍企業や銀行への課税を財源に、低所得者向けの大減税を実施する案を提示しています。さらに国民の59%が地球温暖化に大いに関心を持っており、労働党は再生可能エネルギーへの投資に積極的ですが、現政権は豊富な石炭資源があり、鉱山関連のサポートもあって、将来のエネルギー政策はまとめきれないようです。

下院の投票制度はすべての候補者に優先順位を付けて投票します。当選させたい順につけ、全員に順位を付けないと無効となります。大原則は有効投票の過半数を取ることです。1回目の集計で優先順位1を得た候補者の集計で過半数を超えていれば当選です。しかし過半数を獲得した候補がいない場合、最下位の票の優先順位2を上位に加算し、過半数を獲得すればいいのですが、それでも過半数がいない場合、最下位の次の候補の優先順位2を上位に振り分けます。これを誰かが過半数を取るまで繰り返します。絶対に当選させたくない候補がいる場合、優先順位を下位にしていれば票を伸ばせず、たまに1回目に1番票を集めた人でなく、2番目、3番目の人がどんどん票を伸ばして過半数を取ることもあるそうです。つまり一番意中の候補が当選しなくても、その次または次の次の候補が当選する可能性があるわけです。豪州は義務投票制なので正当な理由なく投票に行かないと罰金です。(現在は罰金$20だそうです)


2019年3月
インターネットの不動産検索サイトrealestate.com.au でゴールドコーストの住宅売り物件を検索する際に一番検索された地域はBurleigh Head だったそうで、Tugunが2番。検索数は3番Tallebudgeera Valley, 4番Palm Beach, 5番Currumbin Waters とGCの南の地域が続きます。賃貸の場合も一番多く検索されたのがBurleigh Head で、 検索数は全国的にも4番に位置するそうです。若者が多く、海が近くにあるライフスタイルが人気で、シドニーのよく似たエリアの半分の賃貸料が魅力らしいです。(出典:Gold Coast Bulletin January 19, 2019)


2019年2月
大坂なおみさんの優勝で話題の全豪テニスオープンはメルボルンで開催されていました。彼女のインタビュー中に早く建物の中に入りたいと言って観客を笑わせたように、連日40度前後の日が続き、24日には42.8度を記録。その直後7分間で12度気温が急降下するなどの異常気象。夜になっても30度を切らない日もあったそうです。全国的に熱波が来ており、クィーンズランドの内陸地 Birdsville では49.5度を記録しています。1月12日から10日連続の45度超えで、新記録まであと3日でした。ゴールドコーストの1月の平均気温は28‐29度ですが今年は例年より4‐5度暑い日が続き、夜も(例年の平均は23度)2度位高く、かなり暑い夏が続いています。幸いにも40度超えはありませんでした。



2019年1月
ブリスベンとつながる鉄道の終点ロビーナ駅がバーシティ駅に延長されたのが2009年。以来ゴールドコースト空港までの延長が望まれて早10年ですが、クィーンズランド州政府の最優先課題はブリスベン市内を南北に地下で横断するCross River Rail の建設です。現在の終点バーシティ駅から空港までの延長はその次の重要案件で、2031年までに着手、完了の予定です。計画では新設される駅は4つ Tallebudgera, Elanora,Tugun, Gold Coast Airport. 将来バーレイヘッドから延長されたトラム(市電)と空港でつながるようです。

昨年10月にお知らせしたトラム(市電)第3期工事ではブロードビーチからバーレイヘッドまで延伸されるます。 Nobbi Beach からRobina につながるか、Burleigh Head からVarsityにつながるかはまだ決まっていないようですが、ゴールドコーストの将来の鉄道ネットワークがおぼろげながら見えてきました。

ブリスベンまでの鉄道で人口が伸びている地域で駅の新設が予定されているのはPimpama, Helensvale North, Wrongary-Merrimac です。特にPimpama は2017年QLD州で最も人口が増えた地域であり、新しく駅も新設が計画されているPimpama は注目の地域です。ゴールドコーストの平均住宅販売価格は$655,000のところ、Pimpama での平均住宅価格はいまだ$475,000 と割安感があるようです。


2018年12月から 1月までのバックナンバー


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